2018年4月24日火曜日

農機具のエンジンが掛からない!自力解決の経緯

久しぶりに使う農機具のエンジンが掛からなくて困るなんてことを毎年のように繰り返していてうんざりしている方も多いかと思います。今回はそのへんについてウダウダと書きたいと思います。
まずガソリンエンジンは燃料系統(キャブレター等)がものすごく詰まりやすいです。しばらくぶりに使う農機具のエンジンが掛からない理由はまずこれでしょう。
今回のエンジンの掛からない農機具も燃料を抜いて保管していたはずですがまずはキャブレターを疑います。分解して清掃するも詰まったような箇所はわかりませんでした。組み立ててエンジンをかけようとするも変化はありませんでした。でもやはり燃料系統が詰まっている可能性が高いはずです。そこで思い出しました。分解しているときにフロートチャンバーケース内に燃料が全く溜まっていなかったことを。燃料コックを開ければフロートチャンバーケースに乍ち燃料が溜まるはずです。燃料コックからは2本のチューブが繋がっていて1本は細く透明でフロートチャンバーケースに繋がっています。こちらは詰まっている様子はありません。もう片方はキャブレター横に繋がっていて太くて黒いチューブです。こちらを外して燃料コックを開けると燃料が溢れてきません。原因はこれですね。細くて透明なチューブの方は余った燃料を戻す用でしょうか、燃料供給とは関係ないようです。太いチューブ自体に詰まりはありませんでした。つまり燃料コックからこのチューブをつなげるために伸びている管がつまっているのです。早速爪楊枝で管を掃除してから燃料コックを開いてみると噴水のように燃料が溢れ出ました。成功です。分解した部分を組み立ててエンジンを掛けてみました。するとあっさりとエンジンがかかりました。この農機具の場合チョークを閉じすぎるとエンジンが掛かりにくい特性があるみたいでチョークの引きを半分くらいにすると驚くほど簡単にエンジンがかかります。エンジンってこんなに簡単に掛かるものだっけとびっくりしてしまいました。

長期間使わないときはキャブレター内の燃料を捨て、残った燃料を抜き取りましょう。エンジンが動かなくなったときの手間、費用、時間、ストレスを考えると燃料を捨てるほうが断然コストが安いです。

参考になったサイト
農業機械の簡単メンテナンス フロート式キャブレター
農機具フロート式キャブレターのオーバーホール(解説)

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