2017年4月16日日曜日

Ubuntuで新しいkernelを試す

https://wiki.ubuntu.com/Kernel/MainlineBuildsの手順に従えば良いです。

http://kernel.ubuntu.com/~kernel-ppa/mainline/?C=N;O=Dの好きなディレクトリから以下のような命名規則の3つファイルをダウンロードします。
64bit機の場合はamd64、32bit機の場合はi386を選びます。
linux-headers*generic*amd64.deb
linux-headers*all.deb
linux-image*generic*amd64.deb
最近のバージョンでは
linux-modules*generic*amd64.deb
も必要なようです。

私の場合はintel GPUを使用しているのでdrm-intel-next/current/を試してみました。

事前準備としてvirtualboxなどを導入済みの場合は新カーネルインストール前に削除しておきます。
sudo apt remove virtualbox

またファイルサーバーがhttpsではないので署名も確認しておくことを強くおすすめします。同フォルダのCHECKSUMSとCHECKSUMS.gpgをダウンロードし、まずチェックサムがOKになっているか確認します。
shasum -c CHECKSUMS | grep OK
今度はCHECKSUMS自体が正しいかgpgで検証します。
初回はKernel PPAの鍵を登録します。これには一番上のhttpsページの鍵名を使います。ページ自体がhttpsでURLが信頼の置けるものか確認してください。名前は17C662B0のはずですがご自分でよく確認してください。
gpg --keyserver pgp.mit.edu --recv-key ここに鍵名
そして検証
gpg --verify CHECKSUMS.gpg CHECKSUMS
gpg: Good signatureとなれば検証完了です。

ファイルのあるディレクトリからdpkgでインストールします。
sudo dpkg -i *.deb

再起動すれば完了です。注意点としてはセキュリティパッチなどは自動で降ってこないので定期的に手動で新しいカーネルに更新するか、もしくは元の標準的なものに戻したほうが良いでしょう。あとintelドライバは随時更新されていますが頻繁にバグが入り込むので導入は慎重に。

さて結果ですが速くなって快適性が増しました。
アンインストールには dpkg -l | grep linux などでパッケージ名を検索し、sudo dpkg -P パッケージ名 で可能です。

2017年4月15日土曜日

Ubuntu 17.04を導入した感想

まず気づいたのは動作の軽快さです。体感がかなり違います。
また嬉しいのは Ubuntu 16.10 で目立っていた fcitx バグが解消されました。フォントの大きさが変化したので All Settings > Displays > Scale for menu and title bars で調節することにしました。

気になったバグは音量調節の幅が荒くなったことです。Sound Settingsでは細かく調整できます。
Ubuntu 16のころからあるバグとしてはFirefox+fcitxで候補ウィンドウがチラチラと現れるのが少々気になります。
あとUnityの不満は手軽にショートカットを作る手段がないことですね。.desktopエントリを手動で書けばいいんですが面倒なんですよね。

結論
Ubuntu 17.04はおすすめです。